ぼくの孤独

パソコンのカメラに黒いシール貼りぼくの孤独はぼくのものです2017年4月3日(月)

 

そもそも人の視線が気になる性分ですが、最近とても気にさせられるのがカメラのレンズ。ひと昔前は、オフィスビルや一部の店舗のみに設置されていた防犯カメラは、今や一般家庭の玄関先やガレージ、公園、駅、電車内、エレベーター内、ゴミ置き場…無論、繁華街の街頭など至る所に目立つかたちで設置されています。

 

 

カメラのレンズに見られない日はありません。テクノロジーの進歩がそうさせたのか、人のモラルの低下によるものなのか、どちらにせよ気がつけばBUBKAな時代になりました。やっていることは大義名分のある盗撮なわけです。

 

 

近い将来、防犯カメラも一人一台の時代がやってくるのはご承知の通りです。スポーツの微妙なジャッジにビデオ判定が導入されるケースが増えたように、犯罪の立証にも個人防犯カメラ判定が導入されます。「痴漢はお前だ!」って、みんなで痴漢のビデオを見ます。「でもそれ盗撮だろ!」って、同時にそれは盗撮のビデオとしての役割も果たします。

 

 

そんな数あるカメラの中でも今、最も気になるのはパソコンについているカメラです。パソコンを見ているはずが、パソコンに見られている。聞いた話ではあのカメラもその手の人が手を施せば遠隔操作で盗撮もできるとか。

 

 

パソコンの電源を切った時やスリープになった時、真っ暗なモニタにふいに映る自分の顔、自分で見るのも怖いのに、あれがもし流出したらなかなかの恥ずかしさです。それをネタにゆすられたら3万円くらい払いそうな気がします。

 

 

 

それにしても四六時中顔をつくって仕事をするわけにもいかないし、仕方がないので黒いビニールテープを貼りました。これでもう3万円を払うことはありません。

 

 

投稿者 片塩 宏朗

お読み頂きありがとうございました。コピーライターをしています。好きなランニングと短歌について時々書きます。フルマラソン:3時間15分28秒、ハーフマラソン:1時間27分59秒、シューズはasicsです。