2017年7月30日(日)

 

梅雨明けしてからの東京はよく雨が降ります。週間天気予報も灰色ばかりで華がないです。

 

 

数十年に一度の大雨、五十年に一度の大雨、いかにも保険をかけた大人が好む言い回しです。はっきりと災害が起きる大雨、人命が失われる大雨と呼んだ方がよりひっ迫した状況は伝わると思いますが言えないのは神様からの圧力でしょうか。もう過去のデータと経験だけでは予測できない降り方をする雨の進化を感じます。

 

 

梅雨明けしてしばらく経ちましたが24時間テレビのマラソンランナーが発表されません。どなたが走ろうと8時45分にゴールする予定調和が売りの感動企画が予定通りに進まない原因はとても気になります。

 

 

日テレの放送作家セミナーで受けた教えに「真実はカメラに映らないところで起きる、フレームに収まるものは全て作り込まれていなければならない」がありますが、カメラに映らない真実をネットに求めるのが今の風潮です。

 

 

五十年に一度と謳われた大雨が予想を裏切っていつもの雨だったとしても、24時間テレビのランナーが予想を裏切って該当者無しだったとしても、このご時世、お茶の間に歓迎されるのは予定調和よりも裏切りです。慣れ親しんだ毎日を簡単に裏切ってくれる人が話題の中心になることに疑う余地もありません。