雨の日の

君と見た雨の匂いは肺の中呼吸するたび忘れてしまう2018年5月12日(土)

 

ゴールデンウィークは長野に帰省し休みの限り出かけていました。今、その時の写真を見ながら訪れた場所、食べたものを振り返る作業をしているのですが、雨の写真がひとつもない。

 

 

けっこうな雨に降られていたにも関わらず、雨あがりを待ちわびたような晴れた写真ばかり。

 

 

近頃は思い出を思い出せないようになりましたのでなるだけ写真を撮るようにしておるのですが、「写真を撮る!」と意識しないとなかなか写真は撮れないものです。それでも「美味そう!」や「絶景!」や「寒い!」とかの前では「写真を撮る!」はすぐに負けてしまい撮り忘れます。「雨だ!」もそうです。

 

 

雨に降られると予定外の停滞をくらい、旅の目的を変えざるをえなくて本当に歓迎できないものなのですが、そんな時の方が記憶に残りやすい気がします。

 

 

雨の日の記憶は濃い。(岩崎俊一/積水ハウス)

 

 

この広告コピーを思い出しています。空はだいたい晴れるもんだと信じているふしがあるので雨はいつでもハプニングです。いい感じで言えばサプライズです。

 

 

雨に降られた山の緑は鮮やかでとても綺麗で静かでいい匂いがしていました。雨の日の思い出は身体の中にある。いつまで覚えていられるでしょうか。防水のスマホにすれば雨の日の写真が増える気もしています。

 

 

 

 

投稿者 片塩 宏朗

お読み頂きありがとうございました。コピーライターをしています。好きなランニングと短歌について時々書きます。フルマラソン:3時間15分28秒、ハーフマラソン:1時間27分59秒、シューズはasicsです。

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