2017年5月18日(木)

 

秋の京都をひとり旅した時のことです。四条大橋を散策している途中で降り出した突然の雨。時間があればどこかで雨宿りを楽しめるところですが、1泊2日の小旅行ではそんな悠長なことはできないので傘を買うことに。

 

 

突然の雨にもコンビニで傘を買うのをためらうくらい、すぐに無用となる傘を出先で買うことに抵抗がありましたが、ここは旅先。考えた挙句の結論は、その場しのぎの傘ではなくて末永く使える傘を”お土産”として買うなら良いのでは?

 

 

たくさんのお店が並ぶ四条通りを傘を目当てに歩き続けた末に辿り着いたのが大丸のキャスキッドソン。キャスキッドソンっぽい店員さんと話し合い、馬と花の絵があしらわれた白くて素敵な折りたたみ傘を入手し4,000円を手放す。

 

 

土砂降りの京都の街を歩くには、小さな折りたたみ傘では物足りないのですが、せっかくなので身体を丸めて時間をかけて西本願寺を経由して宿泊先のホテルまでわざわざ歩いてみました。

 

 

あくる日は快晴で、嵐電に乗り込み嵐山周辺を散策。使い捨てられる安いビニール傘を買っておけば荷物にならなかったものを、折りたたみ傘とは言え少し重くなった荷物は二日目の脚と肩に堪えます。残念ながらその後、家路につくまでに一滴の雨も降らず、リュックサックの中の安心は常に重荷のままでした。

 

 

京都の雨がもたらしてくれた今ではすっかりお気に入りとなった折りたたみ傘をかばんに入れて、今年の梅雨ももうすぐそこです。