2022年5月26日(木)
コロナが落ち着いてくれたわけでもありませんが、外出しやすくなりました。色々ありましたが、よくわからない恐怖も2年もすればそこそこ慣れるということです。
世の中に蔓延したコロナ慣れに乗じて、この春も雪解け具合や冬眠明けのメダカの様子でも見に行こうかと実家の長野県へ帰省したわけですが、帰るや否やこれまでに経験したことがない猛烈な目眩に襲われて、待ち焦がれた雪国の春にもかかわらず布団から出られない始末。
吐き気と頭痛がひどいし、意識も朦朧とする。何より怖いのがこの身に起きていることに、身に覚えがないこと。「出発直前に急ぎの仕事がきた」、「道中そのことを考えながら運転していた」、「その日は道が混んでいた」、「しかも夜道」、思い当たる節が弱すぎます、この苦しみには役不足すぎないか?ということです。
辻褄を合わせたくて色々考えましたが「急激な気圧の変化は自律神経を乱す!」ってニュースを見たばかりだったこともあり、今回のことは、急激な疲れと急激なストレスと急激な気圧の変化が運悪く重なったことによるもの、にしました。その日は朝からすこぶる曇天でしたし、きっとそう。
たいていのことはネットで調べられる、あまりに便利な世の中になったことで忘れてしまいがちですが、脳みその容量はまるで進化していません。サクッと調べた情報は調べた分だけサクッと忘れていきます。ぼくは自分のことすら何も知らない自分に気がつかないまま、もう45回目の春なのです。
布団のなかで一日半過ごしたらすっかり元気になりました。寝込んだあとの日常は最高にキラキラです。窓の向こうに見える雑草やありふれた花々たちが泣けるくらいキレイ。昨日も、去年も、45年前もずっとそこで咲いていたはずなのに。まだまだ知る喜びだらけです、このつまらない毎日は。