イラストレーターの濱愛子さんの作品をお目当てに青山見本帖STOCK MEMBERS GALLERY 2018へ。

青山見本帖のHPによると“新進気鋭のクリエイターが集う、青山見本帖「PAPER STOCK MEMBERS」店内ショウケースにて、個展シリーズを全5回にわたり開催します”とのこと。訪ねた日はその2回目にあたる「#02 田代祐美子/濱 愛子」さんの展示でした。

 

 

イラストレーターでありながら言葉もつくりモビールもつくる、濱愛子さんの作品。

このモビールに使用している紙は1952年の「紙ごみ」とのこと。66年を経てすっかりごみではない様相です。作りたいものにオリジナリティがあるのが羨ましい資質です。

 

 

そしてこちらが田代祐美子さんの展示、拾い集めた元ごみたちが百花繚乱です。

 

 

このごみ(作品)のなかでひときわ目を惹いたのがこちらのごみ(作品)。

 

 

バスソルトの空き袋にマジックで書かれたメッセージが見えます。

「この度は本当にありがと 同じく関東のヨメになれそうでうれしい またご飯行こうねー!!」

 

女性から女性への何かしらのお礼のようです。この女性は無事に関東のヨメになれたのでしょうか。そしてまたこの二人はご飯をともにできたのでしょうか。関東とあえて表記したからには東京ではないと思われます。家で使用するはずのバスソルトがどのような経緯で青山見本帖に作品として展示されたのか、興味は尽きません。

 

 

ごみは干された洗濯物と同様に嘘のつけない生活感が出るのでとても面白いです。いちど捨てられたからこそ価値が増す、ごみはごみでなければつまらない。そしてそのごみを宝物にかえる人もまた面白い。

 

 

 


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