タラレバを言いたくて仕方ない2018年のプリンセス駅伝も悲喜こもごもで話題に事欠かないレースとなりました。それはもちろん『プリンセス駅伝』なんて名付けているわけですからドラマチックがついてまわるのは仕方ありません。

 

TBSが中継の冒頭で特集した三井住友海上、ルートインホテルズ、岩谷産業、埼玉医科大学Gから悲劇のヒロインを二名も輩出してしまう悲しい結果となりましたが、三井住友海上の岡本春美さんと岩谷産業の飯田怜さんには身体を治して頂いて来年のプリンセス駅伝では是非ヒロインに躍り出て欲しい。骨は折れても心は折れなかったあの飯田さんの闘志が飯田さんと岩谷産業を強くしてくれますように、そう願うばかりです。

 

そんな波乱の展開、だが順位はほぼ妥当なプリンセス駅伝2018の総合結果と区間賞はこちら。

順位チーム1区

7.0km

2区

3.6km

3区

10.7km

4区

3.8km

5区

10.4km

6区

6.695km

1ワコール長谷川詩乃

(15)23:13

谷口真菜

(8)11:40

一山麻緒

(1)34:23

清水麗奈

(5)12:26

坪倉琴美

(6)36:12

福士加代子

(1)21:22

2京セラ足立由真

(18)23:31

松田杏奈

(6)11:37

山ノ内みなみ

(3) 34:53

藤本彩夏

(10)12:41

堀口あずき

(2)35:15

藤田理恵

(7)22:30

3九電工林田美咲

(6) 22:49

陣内綾子

(9)11:42

逸木和香菜

(14)36:05

ワイディラ

(4)12:24

加藤岬

(1)35:02

山下莉奈

(13)22:49

4積水化学佐藤早也伽

(1)22:36

野村蒼

(10)11:43

松﨑璃子

(2)34:42

髙野みなみ

(6)12:30

湯澤ほのか

(15)36:59

和田優香里

(10)22:36

5デンソー倉岡奈々

(4)22:48

矢田みくに

(16)11:56

森林未来

(13)36:04

フーサン

(3)12:02

荘司麻衣

(3)36:03

池内彩乃

(8)22:31

6ユニバーサル鷲見梓沙

(7)22:50

伊澤菜々花

(3)11:31

青山瑠衣

(8)35:41

ワンジュグ

(16)13:06

猿見田裕香

(8)36:26

篠塚麻衣

(3)22:23

7ルートインホテルズ遠藤優梨

(9)22:50

渡久地利佳

(19)12:10

加藤海音

(16)36:22

パウリンカムル

(1)11:28

藤田正由加

(4)36:04

田口理沙

(15)23:05

8肥後銀行野田沙織

(11) 22:52

斎藤真希

(7) 11:39

池田絵里香

(12) 36:02

坂元えり

(13) 12:54

猪原千佳

(10) 36:28

新井沙紀枝

(6) 22:29

9エディオン石澤ゆかり

(13) 22:57

渡邊裕子

(11) 11:46

安井絵理奈

(11) 35:59

淺田美菜

(12) 12:45

西田美咲

(8) 36:26

菅野杏華

(10) 22:36

10スターツ佐藤奈々

(16) 23:20

小川香澄

(17) 11:57

上杉真穂

(18) 36:25

ワンジル

(2) 11:32

西野まほ

(11) 36:32

清水穂高

(16) 23:12

11ホクレン河辺友依

(24) 24:40

寺島優奈

(5) 11:36

菊地優子

(6) 35:31

大蔵玲乃

(8) 12:37

宮内宏子

(7) 36:18

池亀彩花

(3) 22:23

12鹿児島銀行髙木結加

(10) 22:50

久保亜美

(15) 11:55

池満綾乃

(5) 35:15

松枝未代

(10) 12:41

安藤有沙

(16) 37:16

小原諒子

(17) 23:14

13大塚製薬福良郁美

(14) 23:04

藪田裕衣

(4) 11:32

横江里沙

(21) 36:49

秋山あみる

(7) 12:31

伊藤舞

(14) 36:58

井上彩花

(2) 22:22

14シスメックス高山琴海

(17) 23:22

坂本茉矢

(18) 12:03

金平裕希

(23) 37:22

瀬川帆夏

(9) 12:38

永岡真衣

(5) 36:07

西田留衣

(9) 22:34

15キャノンAC九州矢野栞理

(2) 22:40

髙橋彩良

(13) 11:53

後藤みのり

(17) 36:23

新山美帆

(17) 13:07

青木優子

(21) 38:05

平井恵

(3) 22:23

16ノーリツ松山芽生
(19) 23:40
新立啓乃
(13) 11:53
中野円花
(19) 36:31
川上わかば
(13) 12:54
堀江美里
(12) 36:33
津崎紀久代
(18) 23:15
17宮崎銀行金丸芽生
(22) 24:04
陳内桃果
(20) 12:13
後藤奈津子

(4) 34:57

立山莉緒
(20) 13:17
市原梨花
(20) 37:42
黒木裕子
(21) 23:54
18埼玉医科大学G福居紗希
(8) 22:50
諏訪帆香
(12) 11:48
赤坂よもぎ
(8) 35:41
小指有未
(23) 14:06
小谷萌子
(22) 38:28
石﨑千滉
(19) 23:19
19ユニクロ久保彩乃
(20) 23:42
今井千尋
(20) 12:13
野村沙世
(20) 36:47
石塚美里
(19) 13:12
川本希花
(18) 37:36
伊藤ひかり
(14) 22:57
20しまむら折笠有彩
(21) 24:01
萩野真理
(22) 12:35
阿部有香里
(10) 35:52
大槻みちる
(15) 13:05
星梨佳
(19) 37:40
横山友里乃
(20) 23:27
21岩谷産業大同美空
(3) 22:45
飯田怜
(27) 17:09
今田麻里絵
(15) 36:12
的塲麻歩
(18) 13:11
青木奈波
(17) 37:29
鈴木純菜
(25) 25:17
22TOTO本田純麗
(23) 24:34
中原海鈴
(2) 11:30
一紋野女
(24) 38:00
大森巴菜
(21) 13:51
前之原瑠衣
(25) 40:21
大賀 菜央
(23) 24:24
23小島プレス山本彩乃
(5) 22:49
落合沙紀
(25) 12:48
中村瑠花
(25) 38:28
亀山茜
(24) 14:11
幾野由里亜
(24) 39:52
坂本弥佐都

(24) 25:16

24メモリード平山桐子
(26) 25:45
矢野愛奈
(26) 12:59
吉冨博子
(7) 35:34
佐伯麻美
(26) 15:02
吉野双葉
(22) 38:28
田島美沙
(26) 25:45
25ラフィネ明石伊央
(25) 25:15
森歩美
(23) 12:37
菅生晶子
(26) 39:05
秋元あやか
(25) 14:14
小川夕希
(27) 41:12
高野美幸
(22) 24:17
26愛知電機加来華奈
(27) 26:36
渡部絵理
(24) 12:45
谷町衣里奈
(22) 37:07
米谷結希
(22) 14:03
金澤瑞希
(26) 40:23
鈴木ひとみ
(27) 26:13
DNF三井住友海上橋本奈海
(12) 22:56
田邉美咲
(1) 11:25
岡本春美
DNF
関口はるか
DNS
野添佑莉
(13) 36:36
片貝洋美
(12) 22:43
区間区間賞チーム記録区間記録
1区

(7.0km)

佐藤早也伽積水化学

22:36

前川晴菜

(十八銀行

22:34

2区

(3.6km)

田邉美咲三井住友海上11:25渡邊菜々美

(パナソニック)

11:20

3区

(10.7km)

一山麻緒ワコール34:23堀優花

(パナソニック)

33:58

4区

(3.8km)

パウリン・カムル

ルートインホテルズ

11:28

区間新
5区

(10.4km)

加藤岬九電工35:02和久夢来

(ユニバーサル

34:51

6区

(6.695km)

福士加代子ワコール21:22区間新

ワコールと京セラは1区の出遅れを3区で追い上げる瓜二つのレース展開に。ルーキーの活躍をも霞ませてしまう強い福士さんが相変わらずの区間賞でワコールの優勝まで決めてしまうのはさすが。京セラは万全でない状態にもかかわらず2位、クイーンズエイトの牙城を崩すのはこの2チームか。万全でないと言えばユニバーサルも急遽出場したとは思えない走り、体重が落ちれば確実に強い、それがユニバーサルの強み。普段の練習が積めていればこちらも本戦で戦えそうな予感。

 

この節穴の目では予想できなかったルートインの7位は素晴らしい、常に先頭についた1区の遠藤優梨さんが光る。3区加藤海音さんは豊富な練習量を想像させるには充分な絞れっぷり。鹿児島銀行の4区終わりでの3位は失礼ながらサプライズ、チームを本戦へと導いた池満綾乃さんはまさに絶対的エースの活躍。そうなると後藤奈津子さん率いる宮崎銀行もチャンスあり?

 

岩谷産業、三井住友海上ともに好レースを期待させる序盤だっただけにアクシデントが悔やまれる…、大塚製薬は横江さんの故障がなければ…、タラレバを言えばきりがない今年のプリンセス駅伝、上位を見渡しても万全なレース運びができたチームは少なく今年も予想を見事に裏切られる展開となりました。それでは『プリンセス駅伝2018【順位予想篇】で予想した予選通過14チームとその区間オーダーの答え合わせです。

 

1位 京セラ ⇒ 結果:2位

│予想区間オーダー
足立由真─藤田理恵─山ノ内みなみ─藤本彩夏─松田杏奈─堀口あずき

佐藤監督夫妻の話題ばかりが先行してきましたが、いよいよ今年は選手が主役になります。アジア大会5,000mの代表に選ばれた好調山ノ内みなみさんを軸にロードで走れるランナーを揃える京セラがプリンセス駅伝初優勝へ。5~6区の松田さん堀口さんの所でそれまで首位を走る九電工を逆転して優勝する劇的な流れを予想します。

│区間オーダー
足立由真─松田杏奈─山ノ内みなみ─藤本彩夏─堀口あずき─藤田理恵

松田さんが故障明けで2区へまわる。それでも2位は逆に強さの証明に。足立さんは身体が重そうで明らかに不調、本戦に期待。その後は盤石、3区山ノ内さんも上々の駅伝デビュー、前半抑えめに行けたのがむしろ良かったのでは。5区堀口さん強し、昨年のクイーンズでも5区を区間3位、単独で追う能力に長ける駅伝力の高さはクイーンズ駅伝でも楽しみ。松田さんの状態が上がれば初のクイーンズエイトも見えてくる。

 

2位 九電工 ⇒ 結果:3位

│予想区間オーダー
陣内綾子─林田美咲─加藤岬─ワイディラ─芦麻生─逸木和香菜

先日の全日本実業団選手権では陣内さんが1,500mで2位、エース加藤さんが5,000mと10,000mで好走し、さらに林田さんが3,000mで自己新と盤石な様相。特に逸木さんと林田さんが戦力として計算できるのが大きい。優勝争いは駅伝に強い5区の芦さんの状態次第か。総合力は抜きに出ている九電工だけに狙うはクイーンズエイト、120%は本戦で見たい。

│区間オーダー
林田美咲─陣内綾子─逸木和香菜─ワイディラ─加藤岬─山下莉奈

芦さんが走れずベストメンバーではない九電工は逸木さん育成オーダーに。ルーキー林田さんが1区をしっかり走れた意味は大きい。5区区間賞の加藤さんも調子は良さそうなのでクイーンズ駅伝では定位置の3区で勝負でしょう。それだけに5区〜6区が九電工の成否を占うポイント。芦さんが間に合うか?6区は逸木さん、それとも?

 

3位 積水化学 ⇒ 結果:4位

│予想区間オーダー
森智香子─佐藤早也加─松崎璃子─中川文華─湯澤ほのか─中舎朱音

昨年までの主力の二人、尾西さん桑原さんが引退された穴を誰が埋めるのか注目。4区は中川さん、5区は僅差で湯澤さんを予想。昨年の1区区間賞キャプテン森智香子さんが走れる状態かどうか。今年はチームブログに一度も登場していないのが不穏。前半で優位に立つのが積水化学のパターン、森さんが万全でなければ入賞も微妙になるかも。

│区間オーダー
佐藤早也加─野村蒼─松崎璃子─髙野みなみ─湯澤ほのか─和田優香里

森智香子さん抜きでも3位は立派。むしろこれからの積水化学に期待してしまうルーキー2人の速さ。ポスト尾西さんが生まれるか。1区の佐藤さん、実業団1年目から進化を遂げていたが遂に駅伝で区間賞を獲得するまでに。立命館の後塵を拝した東洋大時代には考えられないラストのロングスパートは自信の表れか。松崎さん少しフォームも変化して走りが力強くなる。もうロード苦手なんて言わせない走りっぷり。クイーンズ駅伝に向けて当初5区を予定していたという中舎さんの状態が心配。

 

4位 肥後銀行 ⇒ 結果:8位

│予想区間オーダー
猪原千佳─新井沙紀枝─野田沙織─斎藤真希─池田絵里香─坂元えり

三井住友海上から移籍の野田沙織さんの加入は大きい、大きすぎる。3区を区間上位で走れば肥後銀行躍進のチャンス。今季もトラックを走れている選手が多く調整は万全と期待。昨年1区の新井さんを2区にして大阪学院リレーが炸裂。1区をキャプテン猪原さんでスタートからいい流れに乗りたい。(キャプテンは1区か6区にしたくなりがち)4区で外国人ランナーに後れを取れど5区の池田さんが取り返すのが見える。

│区間オーダー
野田沙織─斎藤真希─池田絵里香─坂元えり─猪原千佳─新井沙紀枝

大阪学院リレー炸裂せず…。走者6名を当てたのにオーダーが一つも当たらない珍しいパターン。それだけユーティリティーな選手が多い肥後銀行。あとは区間賞を狙えるエースクラスの選手がいればたちまち優勝戦線に絡める。その役割を野田さんに期待したい。ユニフォームが似ているあまり埼玉医科大学Gの赤坂さんから襷を渡されそうになるもやんわり避ける4区坂元さんに助演女優賞。とにかく水色系のユニフォームが多く実況泣かせ。

 

5位 デンソー ⇒ 結果:5位

│予想区間オーダー
倉岡奈々─池内彩乃─荘司麻衣─ゼイトナフーサン─水口侑子─小泉直子

顔ぶれがガラリと変わった新生デンソー。契約メーカーもadidasからNikeに変わり見た目も一新。スピード系の選手が多く3区と5区の配置が難しい…。適正距離ではないかもしれませんがキャプテン荘司さんをエース区間に、5区は今年も水口さん?それとも和田さんがエントリーするか。倉岡さんは1区を予想。結果重視か将来を見据えるかでオーダーはガラリと変わってきそう。

│予想区間オーダー
倉岡奈々─矢田みくに─森林未来─ゼイトナフーサン─荘司麻衣─池内彩乃

ルーキー2名が名を連ねた新生デンソーが5位。黒x赤のシンプルで実業団らしからぬユニフォームはメンタル的に追い風になりうるCOOLさ。倉岡さん、荘司さんの二枚看板はさすがの走り、池内さんフーサンさんも実力通り。矢田さん、森林さんの成長いかんでは案外早いこと黄金期が戻ってくるかもしれません。クイーンズ駅伝ではベテランの力(小泉さん)が必要とされるかどうか注目したい。

 

6位 ワコール ⇒ 結果:1位

│予想区間オーダー
長谷川詩乃─谷口真菜─一山麻緒─清水麗奈─福士加代子─坪倉琴美

1区専任だった若きエース一山さんをそろそろ3区で見たい。ただ今年はやや疲れ気味か。最近は鳴りを潜めている大エース福士さんは5区へ。先日の5,000mを16分3秒で行けるのはさすが、終わってみれば区間6位くらいで走りそう。残りの区間をルーキーから誰が選ばれるのかが見どころ。1区は今年後半PBを連発している上り調子の長谷川さん、アンカーはこちらも成長著しい佛教大卒坪倉さんか。

│区間オーダー
長谷川詩乃─谷口真菜─一山麻緒─清水麗奈─坪倉琴美─福士加代子

予想オーダーがニアピンだったにも関わらず優勝は見抜けず。予想を超えて清水さんと坪倉さんが強かった。佛教大時代は駅伝をほとんど走れなかった坪倉さんが5区に選ばれ、しかも好走するとは嬉しい誤算。肩がやや内に入る走り様はヤマダ電機の西原さんを彷彿としたのは僕だけか。4区清水さんの区間5位(日本人1位)も驚き。逆に1区長谷川さんはもう少し上位で来ると予想していただけに意外、スタート前、執拗に中継カメラに追いかけられたことが原因のひとつでしょう。福士&一山の新旧ごぼう抜き女王が共に区間賞では負ける理由がない。優勝テープを切るミッションをクリアした福士さんのクイーンズ駅伝での役割は?永山監督のオーダーが見もの。

 

7位 ホクレン ⇒ 結果:11位

│予想区間オーダー

池亀彩花─加藤凪紗─菊地優子─寺島優奈─宮内宏子─河辺友依

清水美穂さんがいないのは痛いがそれでも予選突破する力は充分。1区の池亀さんの安定した走りはホクレンにとって大きなストロングポイント。菊地さんもロードに強く崩れることはない。新戦力寺島さんも他チームで駅伝の力を証明済み。宮内さんもまだまだ元気ですし大きな穴もなく入賞圏内で勝負できるのでは。

│区間オーダー

河辺友依─寺島優奈─菊地優子─大蔵玲乃─宮内宏子─池亀彩花

予想とは真逆の1区河辺さん、6区池亀さんのオーダーにしたのはどこかに不安材料があるからなのか。その1区で二分の遅れはかなり厳しい状況ながら2区以降は尻上がりに順位をあげて終わってみれば11位。さすがホクレン、プリンセス駅伝との相性抜群。ルーキーからベテランまで存分に力を発揮したバランスの良いチーム、やはり寺島さんは駅伝強い、大蔵さんも走れる状態とあればクイーンズ駅伝でもあわやホクレン入賞か!?そんなシーンを見れるかも。

 

 

8位 三井住友海上 ⇒ 結果:DNF

│予想区間オーダー
田邉美咲─古寺冴佳─岡本春美─関口はるか─野添佑莉─橋本奈海

トラック競技への出場が少なく且つチームの顔ぶれが一新されたので未知数。ただ1,3,5区の主要区間は計算できる人材が揃うので大崩れはなさそう。岡本さんのロードへの適性はどうか。デンソー時代に優勝のゴールテープを切った橋本さんをアンカーに。元チームメイト小泉さんの背中が見えるか。経験と持ちタイムで言えば片貝さんを使いたいところだけど、どうでしょう。

│区間オーダー
橋本奈海─田邉美咲─岡本春美─関口はるか─野添佑莉─片貝洋美

今年のプリンセス駅伝でタラレバを最も使いたくなるチーム。3区のアクシデントがなければ優勝争いを演じられていただろう序盤の好スタート。片貝さんが使えることにより橋本さんを1区に、田邉さんを2区に配置し3区終わりで首位に立つ作戦の三井住友海上でしたが、3区岡本さんが襷渡しまで数百メールのところで棄権。お姉さんのVTRをヘビロテされて「予選はテレビで応援して本戦の仙台へは応援に行く」という家族エピソードまで披露された岡本さんには酷な結末に。チームを一新させ岡本体制を作る吉田監督の思惑はいかに。今回駅伝デビューの4区関口さんのDNSは可哀想、5区から白襷を使うなら4区からでも良かったのでは。

 

9位 大塚製薬 ⇒ 結果:13位

│予想区間オーダー
横江里沙─藪田裕衣─伊藤舞─秋山あみる─福良郁美─川内理江

中長距離を得意とする選手が多くオーダーを組むのが難しい。こちらも今季移籍の横江さんの状態が上向いているのが好材料。本来であれば3区を任せたいところだが今年は1区で勝負。全日本実業団3,000mSC優勝のルーキー薮田さんの勢いもあり序盤から10位以内をキープ。5区に福良さんを抜擢。井上彩花さんはMGC獲得を目指してマラソン専念を予想。

│区間オーダー
福良郁美─藪田裕衣─横江里沙─秋山あみる─伊藤舞─井上彩花

横江さんが3区、井上さんを6区に配置した勝負のオーダー。ブレのないフォームで快調に飛ばしていた横江さんが急激に失速、左脚の故障はチームにとっては痛い痛すぎる。本戦に向けて大事に至らなければ良いですが。期待の薮田さんは区間4位、秋山さんは区間7位(日本人3位)と繋ぎ区間のみで順位を押し上げた大塚製薬。最後は井上さんの区間2位の走りで13位を死守。プリンセス駅伝4回目にして初の予選突破、クイーンズ駅伝ではエース区間の奮闘が見たい。

 

10位 エディオン ⇒ 結果:9位

│予想区間オーダー
安井絵理奈─江口美咲─石澤ゆかり─横瀬彩也香─西田美咲─渡邉裕子

昨年はゴール前のアクシデントでクイーンズ駅伝を逃したエディオンだけに今年は注目されるはず。3,000mSCチャンピオン石澤さんの疲労が心配だが、それをカバーできる好調なメンバーを配置。4区に移籍してきた横瀬さんを、その横瀬さんと再会を果たした2区江口さんの好走を期待せずにはいられません。今年しっかり走れている菅野杏華さんも選びたいけど監督の決断はどうか。

│区間オーダー
石澤ゆかり─渡邉裕子─安井絵理奈─淺田美菜
─西田美咲─菅野杏華

予想に反してテレビ中継でフォーカスされることなく戦い終えたエディオン。昨年の悲劇のヒロイン若林由佳さんがいないからか、それとも何らかの事情か。キャノンACやルートインの追っかけは露骨なだけに気になりますTBS。その走りを最も期待していた江口さん、横瀬さんの二人が走らないという個人的にはまさかのオーダー。江口さんは今季好調と判断しただけに残念。ただ4区淺田さん、6区菅野さんともにしっかり走りきれたおかげで今年は予選通過のエディオン。おめでとうございます。

 

11位 岩谷産業 ⇒ 結果:21位

│予想区間オーダー
大同美空─鈴木純菜─今田麻里絵─飯田怜─髙野智声─青木奈波

創部二年目、駅伝初出場の岩谷産業ですが、学生時代や他チームで経験を積んでいる選手も多く予選突破を予想。特にキャプテンの今田さんの好調ぶりが頼もしい。伸び盛りの大同さん、鈴木さんとともに前半でいい位置に行くのでは。勝負を決める5区の高野さんには予選突破を決める走りを期待したい。青木さんの歓喜のゴールシーンにも注目。

│区間オーダー
大同美空─飯田怜─今田麻里絵─的場麻歩─青木奈波─鈴木純菜

今回のプリンセス駅伝で最も期待していたチームだけに悲しみもひとしお。髙野さんが5区にエントリーされていない時点で厳しいのは承知でしたがそれでも予選通過が見たかった。1区大同さんの区間3位は収穫、3区以降も難しい状況のなか最後まで襷をつなげたのは大きな財産。選手層に厚みが出れば必ず予選突破できるチームになるはず。アクシデントとは言え飯田さんの懸命な姿とともに「岩谷産業」の名が連日メディアを賑わせた宣伝効果は計り知れないとプラスに捉え会社には予算の大幅UPをお願いしたい。

 

12位 シスメックス ⇒ 結果:14位

│予想区間オーダー
高山琴海─坂本茉矢─金平裕希─田邊摩希子─永岡真衣─西田留衣

突出した大砲がいない分、チーム力で勝負できるシスメックス。ハーフからマラソンを走れる選手も多くロードを苦にしない脚力で予選突破を目指す。状態が悪くなければ昨年好レースを演じたオーダーからほぼ変更なしの予想。長距離区間を走れる人材が多く悩ましいけど、3区は今年も地元福岡県出身の金平さんを抜擢。

│区間オーダー
高山琴海─坂本茉矢─金平裕希─瀬川幌夏─永岡真衣─西田留衣

4区の予想を瀬川さんにしておけばオーダーピタリ賞だったのに〜。と悔いてみるのも予想の楽しさ。その瀬川さんがレース後「お前頑張ったな」と西田さんに言われていた通りの頑張りで二人抜き。一時は20位だった順位も昨年同様5区永岡さんの必死の追い上げと6区西田さんの負けない走りで本戦への切符を掴み取る。特に14位争いを演じたノーリツとの神戸ダービーは長い時間中継カメラを独占することに成功。

 

13位 TOTO ⇒ 結果:22位

│予想区間オーダー
前之原瑠衣─黒田純菜─中原海鈴─シュルブロ─一紋野女─本田純麗

4区シュルブロさんは区間賞候補。ここだけで1〜2分を奪えるのがTOTO最大の強み。2年目でキャプテンに就任した中原さんはエース区間を走れるか。今季トラックではあまり好調とは言えずオーダーを組むのが難しい。ただ2年前のプリンセス駅伝優勝チーム、地元福岡県開催はかなりの追い風。このアドバンテージが駅伝に活きない訳がない。

│区間オーダー
本田純麗─中原海鈴─一紋野女─大森巴菜─前之原瑠衣─大賀菜央

稼ぎ頭のシュルブロさんの名前がないのは痛恨。そのせいもあり昨年10位から大幅ダウンの22位。本来2区を走っている場合ではない中原さんこそ区間2位と健闘したが、他区間は区間20位以上、どうしたTOTO?もはや福岡開催の地の利も活きないほど冬の時代到来なのか。2年前のプリンセス駅伝優勝メンバーから3名が退部したとは言えこの状況は寂しい限り。

 

14位 ノーリツ ⇒ 結果:16位

│予想区間オーダー
中野円花─松山芽生─川上わかば─小﨑まり─堀江美里─津崎紀久代

今年は1枚足りない印象。3区にTOTOから移籍した川上わかばさんがすっぽり収まれば上位を目指せるが現在の状態がわからなすぎてこの位置。他の5名はロードの実績も充分でプリンセス駅伝で負けるレベルではない。その底力で予選突破を予想。入社23年目でまだまだ現役小﨑まりさんはとにかくすごい!とそろそろTBSも気づいて欲しい。

│区間オーダー
松山芽生─新立啓乃─中野円花─川上わかば─堀江美里─津崎紀久代

誰のせいでもなくチーム力が今年はやや低調としか言いようのない16位という結果。最終区でシスメックス西田さんと14位をかけて競り合う津崎さんを「スピードなら津崎さん」の薄い情報でもり立てる解説の増田さん。あらゆる面で悲しい結末を迎えてしまった。ここ数年3区を担っていた選手が続けざまに退部したのが響いた格好に。全国の舞台から10年ぶりにノーリツの名前が消えるのは寂しい。

 


以上、答え合わせでした。

予選通過を予想した14チームのうち通過したのは10チーム、順位ピタリ賞は“5位デンソー”のひとつのみ、区間オーダーピタリ賞は無しでした。今回もまぐれさえ許されない散々な結果だったわけですが、その先の読めないドラマこそが駅伝の面白さです。選手のみなさんお疲れ様でした、そして長々とお読み頂いてありがとうございました。次回はいよいよ本戦のクイーンズ駅伝2018の順位予想をこれまた誰に頼まれたわけでもないですがお届け致します。

 


17 Responses

  • 大塚製薬とSysmexは拾い物です。2チームこけてくれました。ホクレンも2区と6区でロードに強い娘がいてました。寺島さんと池亀さんです。岩谷産業の飯田さんは後ろからけられるように走る人がいたらしい。けるように走る人がいます。早く退院してほしいです。三井の娘は練習過多です。

  • 飯田さんは、そうみたいですね。四つん這いシーンに話題が集まるあまりに骨折の原因にマスコミが言及しないのは不幸中の幸いでした。本当に早く完治して欲しいです。シスメックスは見方を変えればすごい残留力です。

  • 1  富士通
    2  カネボウ 
    3  SUBARU
    4  Honda
    5  コニカミノルタ
    6  小森コーポレーション
    7  ヤクルト
    8  プレス工業
    9  日清食品グループ
    10 日立物流
    11 八千代工業
    12 JR東日本

  • 福岡国際マラソン楽しみです、久しぶりの国内マラソンの服部勇馬さんに期待、MGC獲得して欲しいです。

  • ほんとですね。お二人とも部は退いたけど社には残って半市民ランナー的に走るのですかね。

    下山かなえさんも元ノーリツの方ですね。

    重友さん引退されてだいぶ印象が変わりましたね、写真だけだと気づかないレベル。

  • 吉富さんすごいですね。ものすごいエントリー力です。でも当然さいたま国際が本命となるので大田原や大阪マラソンはDNSか走っても20Kmまでのように思いますが…。

    さいたま国際は駅伝の影響で岩谷産業の今田さんが注目されていますね、クイーンズ駅伝に出ていたらさいたま国際はありえなかったと思うので頑張って欲しいです。

  • 素晴らしいです。しかもあと2レース走ると仰ってますね。タフだ。

    俄然応援したくなります、さいたま国際ではPB更新してサブ30達成して欲しいです。

  • 初めまして。管理人様そしてサイトを御覧になられている皆様方にお尋ねしたい事があります。
    管理人様は今まで、マラソンや駅伝など長距離ランナーの方々からサインを貰った(そうでなくても、選手がファンにサインを書いているのを見た)事があるのでしょうか?
    もし、あるのでしたら、そのサインは芸能人やプロスポーツ選手が書いているような名前の原型をとどめていない「サインらしいサイン」なのでしょうか? それとも普通に名前だけが書かれているもの(いわゆる「楷書」)なのでしょうか?
    以上、一方通行的な質問で申し訳ありませんが、お答えいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。

  • はじめまして。僕はサインは頂いたこともその現場を見たこともないですね〜。イメージとしては「プロ」ではない方は楷書で書かれている傾向が高いような気がします。そして人気や知名度が上がりサインを書く回数が増えるにつれて崩れていくのではないでしょうか。あくまで一般論でございますが。

  • 短距離やフィールド選手は「サインっぽいサイン」を書いている人が多いです。桐生選手や山縣選手などのサインは「走っている姿」をイメージされたものが描かれています(画像検索してみたら、けっこう出てきますね)。
    長距離選手ですが、よく箱根駅伝中継で学生ランナーさんがサインを求められている場面をしばし見かけますが、ほとんどは「楷書」だと思われます。それが実業団に入ると「プロ」意識が強くなるのか、「サインっぽいサイン」に変わる人もいるみたいです。トヨタ紡織陸上長距離部サイトの選手プロフィール欄には選手のサインも掲載されているのですが、ほとんどが「サインっぽいオリジナルのサイン」を作っておられるようです(ごく普通の楷書は2人だけでしょうか)。
    あと川内優輝選手のサインも「楷書」ではあるのですが、自身の名前よりも座右の銘「現状打破」という言葉が中心に大きく記されています(実際のを見たことはないのですが、テレビ番組などでは結構見かけたことがあります)。川内選手が大会に出場するといつもサインを求める行列が出来、彼は一人一人に丁寧に応対されるそうです。これを見ると川内選手も早くから「プロ」意識を持っておられていて、サインというのも「作品」なのだなというのを感じさせることができます。

  • 素晴らしいレース内容でしたね〜。単純にファンなだけなんですが。MGC獲得できて本当に良かったです!

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