第16回SBSラジオCMコンテンストで協賛企業賞をいただきました。
同コンテストは、8年前に協賛企業賞をいただいた以来の応募です。もういい歳だし、仕事もあるし、コピーのコンテストへの挑戦はやめようと決めたにも関わらず今回挑戦したのは、ひとえに賞金欲しさ。仕事に追われている時は気づきにくいのですが、どんなに忙しかろうが、目の前の仕事が終われば始まってしまうのが暇。暇は収入も自信も僕から奪っていきます。元来、何か頑張るものがないと落ち着かない気の弱さも手伝って、自らの決断を軽やかに撤回し応募することにしました。
久しぶりにラジオCMコンテストのWEBサイトを見て嬉しかったのが、かつて受賞されていたコンテスト常連の方々が未だに受賞されていたことです。スポーツイベントの界隈で多用される「勇気と感動をありがとう」ってフレーズは大嫌いですが、僕は受賞されていたみなさんから勇気と感動をもらいました。
ラジオCMコピーコンテストは、キャッチーコピーのそれに比べて”偶然”の要素が少ないので、受賞し続けるのは至難の業。それに加えて受賞してもなお応募し続けるモチベーションの高さは尋常ではないと思われます。コピーライターがコピーだけで評価されにくい時代において、コピーの、特にラジオCMコピーのコンテストは、ストロングスタイルを好む猛者たちが腕を鳴らす地下格闘技場のような場所かもしれません。違うかもしれません。
今回、応募したのは「道の駅富士川楽座」と「川根本町」の2課題でした。締め切りまで残り2週間でしたので、1課題1週間の制作期間と想定した場合、2つが限界だろうと。その上で、下調べに時間がかからないよう、自分の生活に身近なテーマ、その良さを肌感で理解している課題を選びました。
応募したコピーはそれぞれ4本、「道の駅富士川楽座」は、充実の施設と高速からのアクセス抜群を、「川根本町」は大自然がもたらす癒やしや若返りをポイントにして考えました。20秒の中で発見、共感、ユーモアがありつつ、ストンと落とせているものが良いラジオCMであると考えておりますので、応募した時点で僕の最優秀賞はない!と悟らざるをえなかったのは残念でした。
それでも運良く協賛企業賞に選んでいただき道の駅富士川楽座様より賞品の静岡の名産品をいただきました。どうですか、カレーにお茶にうなぎパイまで!これは嬉しい詰め合わせ。SBSラジオCMコンテスト、力をつけてまたチャレンジできればと思いますし、チャレンジできないくらい仕事をしていたいなとも思います。ありがとうございました。
第16回SBSラジオCMコンテスト受賞作品