ゴールデンウィークは思惑通りにランニングをしながら川の道フットレースを観戦しました。トップの川の道戦士は、5月2日の夕方前には既に約370km地点を進んでいます。速い!というか強い!
川の道約370km地点(飯山市瑞穂豊付近)
数多ある頑張りどころを頑張って進んで来た川の道戦士たちに「頑張ってください」などと安易に言えない雰囲気はありますが、他に掛ける言葉も見つからないので、「頑張ってください」「いってらっしゃい」「ナイスラン」などと月並みな応援をさせて頂きます。
東京から350km超、ほとんどのランナーは口を開くことはもちろん、会釈する気力すら残されていないと思います。でも、そのトップ(もしくはその時点で2位)の方は言葉を掛けるなり、「前に人いましたか?」と元気に、しかもご自分の順位を何よりも気にされていました。衝撃的です。言葉を発するだけでも凄いことなのに、あの状態で真っ先に順位を気にできるのか…。強い人ってやっぱり普通じゃないな。と実感した瞬間です。「多分、居なかったと思いますが、わかりません」と答えると、「多分ひとりいるはずだけど、どこかで休んでいたのかな」と、戦士。「気をつけていってらっしゃい」と、僕。
その後、ネットの順位速報を見てみると、その方は5月3日の夜無事にゴール。やっぱり優勝されていました。しかも昨年に続いての二連覇。川の道を制覇された方に偶然お会い出来て光栄です。その強さにあやかりたい。おめでとうございました。
それにしてもこの大会、TBSのクレイジージャーニーとか、何らかのメディアで特集してくれないかな。でもあまりメジャー化してしまうと運営が大変になるのでこのままで良いかのかな。とも思います。できることならスタートからゴールまでの壮絶な道のりの一端でもいいから見てみたい。人は人の強さが見たいのです。