旅先でするランニングはいつものランニングより遥かに楽しいです。その土地の空気を吸って、街並みを楽しみ、暮らす人々の日常を垣間見る。早送りで楽しむ散策、それが旅ラン。欠点は疲れること。

 

名古屋を訪れた時は、途中で現在地がわからなくなり早朝6時の市街地をグルグルして予定より多い20kmを走りました。朝日を浴びる名古屋城を拝めましたが、もちろん早朝過ぎて入れません。

 

 

神奈川県の真鶴はランニング目的で旅した場所。真鶴半島をくまなく回っても20km弱なので名所を観光しながらのランニングです。起伏に富んでいて森もあり、海もあり、港もありで散歩旅にはちょうどいいスポットです。

 

そんな旅ランで厄介なのは、旅先にランニンググッズを持って行かなければならないこと。ただでさえ荷物を減らしたい旅なのに、そこにウェアやシューズを追加して持ち運ぶのはなかなかの手間。ウェアは薄いのでまだ良いとしても、シューズはどうしようもないくらい邪魔。電車移動が基本の旅ではリュックサックに入らない荷物は文字通りお荷物でしかないのです。

 

そこで考えたのは、“普段履きの靴をランニングシューズにすること”。とは言えいつも履いているasicsのガチンコランニングシューズで日常生活を押し通せるほどタフではないので、そこはデザイン重視のNIKEに浮気です。どんな服装にも合う黒で、シンプルなデザインのさり気ないランニングシューズがNIKEだったら見つかります。

 

 

 

この発見に気がついてから旅ランは随分楽になりました。さすがにターサージールでは旅情は出ません。この他に荷物を減らす些細な方法をご紹介するならば、

 

・穴の開いたランニングソックスを捨てずに保管しておいて、旅ランで履いてそのまま捨てる。

 

・ランニング時の荷物の収納として胸ポケットがあるウィンドブレーカーを持って行く。(身体の中心は揺れが少ないのでスマホを入れても大丈夫)

 

なんだか旅よりもランニングがメインとなってしまう所にランニングに没頭する恐ろしさを感じてしまいますが、長年履き続けたNIKEのソールもだいぶすり減って来たので、この度新しいシューズを購入することにしました。

 

しかし、いつものNIKEで良いデザインが見つからない。そこでamazonを見渡せばあるではありませんかReebok。靴も見た目100%で選んだ為、走行性能には目をつむりますが、やはり走り易さはNIKEの方が上でした。ただ普段履きとしては充分すぎる履き心地。当面の旅ランはこのシューズで楽しめそうです。(追記:このシューズでランニングはちょっと無理がありました)

Reebokランニングシューズ ポンプ プラス カモ AWD09

 

 

旅ランのもうひとつの楽しみは、普段は危ないので聞かない音楽を聞くことです。もちろん音量は最小であくまで自然音が聞こえるレベルで耳にします。今はサカナクションがお気に入りです。

 

サカナクションは“夜と孤独と未来へと”みたいな世界感があって、黙々と内面と向き合いながら自然と戯れるランニングとはとても相性が良いように思います。

 

サカナクションと言えば詞やPVには釣りをモチーフにしたものが数多くありますが、釣りとは無縁の人生を歩んできた者にとっては未知の世界、PVは思わず見入ってしまうものばかり。「数ある人生の楽しみの中からどうして釣りを選んだの?」と問いてしまいたくなりますが、でもそれって「どうしてランニングなの?」と同じです。

 

それは「好きだから」しかないのであって、それ以外の理由はきっとほとんど付録のようなものだと思います。そしてその“好きなこと”をしている時間がただただhappyかと言えば、決してそうではないような気がします。

 

好きを理由にしてしまうと妥協しにくい、だからいつもより頑張れて、いつもより無理をしてしまう。でも、そこで得られた経験や感情を普段の自分に還元できれば、きっと毎日は少しずつ変わっていくはずです。

 

いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に

 

ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも

 

この先でほら 僕を待ってるから行くべきだ 夢の続きは

 

この夜が明け疲れ果てて眠るまで まだまだ

 

(サカナクション / ナイトフィッシングイズグッド)

 

もしランニングがなかったら見れなかった景色、もし釣りがなかったら生まれていなかったサカナクション。かもしれないから面白い、サカナクションも旅ランも。

 

旅ランにサカナクションはおすすめです。

 

 

 

サカナクション / ナイトフィッシングイズグッド(2007年)

 

 


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