マラソンシーズンは終わりましたが、ランニングを始めるにはいい季節になりました。例年ならいつものランニングコースにランナーが増える頃合いですが今年はそんな気配がございません。いよいよランニングブームもひと段落でしょうか。街の中では時に邪魔者扱いされがちなランナーですが、爽やかに走るランナーをたくさん目にする街の方が健やかな街に思えませんか。ランナーは街の景観維持に寄与している点に気づいておられない方はまだまだいらっしゃいます。

 

ここしばらくは倦怠期なランニングとの付き合いでしたが気持ち新たに走り出すための儀式として新しいランニングシューズを購入しました。

 


asicsターサージール6(引用:asics.com

 

初代から履いているアシックスのターサージールの6代目。いつも履いているシューズはサイズ感がわかりますからネットで購入できてしまいます。

 

ターサージールを履き続ける理由は、このシューズ最大の特徴と言える地面を引っ掻くようなグリップ力、前めの接地なら強力な推進力を味方にできます。それに足を過度にホールドしないしなやかさがいいです。イビツなぼくの足にもちょうど良くフィットし痛みなく走れます。そしてターサージールでなければならない一番の理由は見た目です。ターサージールは高い確率で黄色か水色がラインナップされますので、黄色と水色好きのぼくには恰好のシューズなわけです。ランニングを快適に続ける上で見た目はとても大切な要素、自分で自分をダサいなと思いながらのランニングはなかなか疲れます。

 

それにぼくは「日本人の足にはasics」世代ですから幼い頃にasicsタイガーをかっこいいと思ってしまったクチです。その流れを汲む“タイガーレーサー”略して“ターサー”を冠したターサージールを選ぶのは自然なこと。残念ながらランニングシューズはasicsしか履いたことがないのです。

 

GT-2000 NEW YORK

GEL-DS TRAINER

GELFEATHER GLIDE

LYTERACER

TARTHERZEAL

 

ランニングをはじめようと決意して初めて足を運んだasicsストアの店員さんに薦められるがままに購入したGT-2000 NEW YORKからその歴史は始まりました。店員さんの“ランニング初心者は有無を言わさずNEW YORK”の態度がランニング初心者のぼくには汗が吹き出るくらいの衝撃でした。「え!?好きなシューズ選べないの?ニューヨークって名前がダサい気がするけど大丈夫?」走力とシューズの関係性をまるで知らなかったぼくも今やLYTERACERとTARTHERZEALを好んで履いています。シューズを自分の意志で選ぶとは偉くなったものです。

 

そんなasics大好きユーザーのぼくを大いにざわつかせるシューズが発売されました。ランニング業界のみで話題沸騰、NIKEが創り出したナイキズーム ヴェイパーフライ4%という画期的なランニングシューズです。

 

NIKEズーム ヴェイパーフライ4%(引用:nike.com

 

Nike史上最も速く、最も効率的なマラソンシューズが、常に勝つための走りを実現。(Nike公式)

 

この見た目にもハッキリとわかる厚底ソールが特徴のヴェイパーフライ4%。これまで常識とされてきた「速い人=軽いシューズ=薄いソール」を覆す革命的とも形容できるシューズです。

 

軽量化を犠牲にして手に入れた優れたクッション性能でランニング効率を4%向上させたというヴェイパーフライ4%。速いシューズと言うよりは楽に走れるから結果的に速くゴールできる。そんなシューズのように思います。どうしても厚底ソールに目が釘付けとなりますが最も注目すべきは厚底ソールの中に挟み込まれたカーボンプレート。

(引用:nike.com

このカーボンプレートこそがこのシューズ最大の特徴ではないでしょうか。クッション性能を向上させる為に犠牲にした反発力をこのプレートの“しなり”が産み出すわけです。つまりヴェイパーフライ4%は初心者用シューズの優しさと上級者用シューズの推進力を兼ね備えたシューズであると想像できます。(履いたことはありませんので)

 

NIKEズーム ヴェイパーフライ4%(引用:nike.com

このつま先のせり上がりを見る限りでは、前めの接地でかなりの推進力が期待できそうです。同じく前めの接地に向いているターサージールユーザーには履きやすいのではないかと考えられます。

asicsターサージール6(引用:asics.com

比べてみるとターサージールよりもせり上がりの高さがあります。これはもうasics派のぼくも浮気したくてたまらない一足です。もとよりNIKEですから見た目は申し分ないわけですし。

 

この浮気心を決定的にさせた事件が3月の名古屋ウイメンズマラソンで起こりました。ガチガチのasicsユーザーであったJP日本郵政の関根花観選手がNIKEのヴェイパーフライ4%に鞍替えし初マラソンでありながら2時間23分7秒の好記録を残したのです。「あ、ヴェイパーフライ4%ってマジなやつなんだ」と結論付けられてしまいました。

 

シューズの性能が結果に直結することは疑いようもありませんが、シューズの見た目が末永くランニングを続けるモチベーションになることもまた間違いございません。ランニングシューズは自分の好きなメーカー、好きな色、好きなデザインのものを選ぶべきだと思います。ただし「初心者のあなたはGT-2000 NEW YORKですよ」と言われたらそれを好きになる努力も時には必要です。恋愛結婚もいいですが、お見合い結婚もまた悪くはない、ということです。

 

シューズとの付き合い方もランニングの楽しみ方のひとつです。果たしてヴェイパーフライ4%に浮気する日はくるのでしょうか。ドキドキ。

 

 


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